夜の訪問者 (映画)
夜の訪問者 | |
---|---|
De la part des copains Cold Sweat | |
監督 | テレンス・ヤング |
脚本 |
ドロシア・ベネット ジョー・アイシンガー シモン・ウィンセルベルグ アルベール・シモナン |
原作 |
リチャード・マシスン 『夜の訪問者』 |
製作 | ロベール・ドルフマン |
出演者 |
チャールズ・ブロンソン リヴ・ウルマン ジェームズ・メイソン ジル・アイアランド |
音楽 | ミシェル・マーニュ |
撮影 | ジャン・ラビエ |
編集 | ジョニー・ドワイア |
製作会社 |
コロナ・フィルム[1] Comacico[2] Fair Film[2] Belgique Ciné[2] |
配給 |
コロナ・フィルム[2] 不明 東和[1][3] Emerson Film Enterprises[2] |
公開 |
1970年12月18日[4] 1971年2月5日[4] 1971年4月10日[1][3] 1974年6月30日(限定)[5] |
上映時間 | 94分 |
製作国 |
イタリア フランス |
言語 | 英語 |
『夜の訪問者』(よるのほうもんしゃ、原題: De la part des copains, 米題: Cold Sweat)は1970年のイタリア・フランスのサスペンス映画。 監督はテレンス・ヤング、出演はチャールズ・ブロンソンとリヴ・ウルマンなど。 リチャード・マシスンの1959年の小説『夜の訪問者』(Ride the Nightmare)を原作としている。
ストーリー
[編集]フランスのマルセイユ。アメリカ人のジョーはクルーザーによる遊覧船業を営み妻子と穏やかに暮らしていた。パリ祭前夜の夜遅くにジョーの家に侵入し、彼を殴り倒す男。反撃したジョーは素手で男の首を折った。殺人を犯しながら警察に通報しないジョーを問い詰める妻のファビアン。
実はジョーはフランス外人部隊に所属していた若い頃に投獄され、脱獄した過去を隠して生きていた。死んだ男は脱獄仲間だったのだ。死体を捨てに行くジョーに同行するファビアン。だが、帰宅すると更に3人の脱獄仲間・ロス、カタンガ、ファウストがいた。
ジョーに借りを返せと迫るリーダーのロス。脱獄に成功した後、ジョーだけが逃走用の車で逃げたために、ロスたちは逮捕され長く収監されていたのだ。クルーザーを使って悪事に手を貸すよう迫られるジョー。
翌朝、カタンガと出航するジョー。沖でトルコ船から“積荷”を受け取るために、ジョーが検査なしで税関を通れるか確認する試験航海だった。もう1人の部下ファウストは、取り引き用の大金を運んで来るロスの愛人・モイラを迎えに空港に向かった。
カタンガを殴り、薬で眠らせて、ガールスカウトに参加している娘・ミシェルの保護に向かうジョー。だが、ミシェルは既に家に連れ帰られていた。空港に向かったジョーは、ファウストを気絶させてモイラを誘拐し、人里離れた小屋に監禁した。
ロスにモイラと金を隠したことを話し、妻と娘を開放するよう要求するジョー。ジョーに案内させ、ファビアン母娘も同行させて監禁場所に向かうロス。小屋の位置を教える前に、ジョーは妻子を車で帰したが、凶暴なカタンガが機関銃で車を撃って停めた。だが、その流れ弾でファウストが死に、ロスが重傷を負った。
出血が止まらないロスはファビアン母娘を人質に取り、ジョーとモイラが街から医者を連れてくることになった。ジョーが戻る前に力尽きたロスは死に際、ファビアンとミシェルを逃がすが、1人生き残ったカタンガが金を奪って追ってくる。
ファビアン母娘はジョーと合流したが、カタンガに捕まった。銃で脅され、クルーザーで沖の取り引き場所に向かう一同。操舵しながら信号拳銃を引き寄せたジョーはカタンガを撃つ。火だるまになったカタンガは金と共に海に消えた。港に戻ったジョーは妻と娘を連れ、パリ祭の人ごみに消えていった。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
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TBS版[6] | 日本テレビ版 | ?版[7] | ||
ジョー・マーティン | チャールズ・ブロンソン | 瑳川哲朗 | 大塚周夫 | |
ファビエンヌ・マーティン | リヴ・ウルマン | 中西妙子 | 武藤礼子 | |
ロス | ジェームズ・メイソン | 早野寿郎 | 鈴木瑞穂 | |
モイラ | ジル・アイアランド | 小沢紗季子 | 有馬瑞子 | 小原乃梨子 |
カタンガ | ジャン・トパール | 江角英明 | 山内雅人 | |
ファウスト | ルイジ・ピスティッリ | 青野武 | ||
ホワイティ(ヴァーモント) | ミシェル・コンスタンタン | 加藤精三 | ||
ミシェール・マーティン | ヤニック・ド・リュール | 市原由美子 | ||
不明 その他 |
村松康雄 峰恵研 小島敏彦 馬場はるみ 秋元羊介 国坂伸 亀井三郎 松岡文雄 浅井淑子 水島裕 土井美加 円福恵子 |
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演出 | 長野武二郎 | |||
翻訳 | 古田由紀子 | |||
効果 | ||||
調整 | ||||
制作 | コスモプロモーション | |||
解説 | 荻昌弘 | 水野晴郎 | ||
初回放送 | 1973年10月1日 『月曜ロードショー』 |
1978年11月28日 『水曜ロードショー』 |
※日本テレビ版吹替はIVCより発売のニュープリント版DVD、KADOKAWAから発売のBDに収録
スタッフ
[編集]- 監督:テレンス・ヤング
- 製作:ロベール・ドルフマン
- 脚本:ドロシア・ベネット、ジョー・アイシンガー、シモン・ウィンセルベルグ、アルベール・シモナン
- 原作:リチャード・マシスン
- 撮影:ジャン・ラビエ
- 音楽:ミシェル・マーニュ
- 美術:トニー・ローマン
- 編集:ジョニー・ドワイア
- 日本語版スタッフ
- 字幕版
- 字幕:落合寿和
出典
[編集]- ^ a b c 夜の訪問者 - KINENOTE
- ^ a b c d e “De la part des copains (1970) - Company credits” (英語). IMDb. 2021年2月11日閲覧。
- ^ a b 夜の訪問者 - allcinema
- ^ a b “De la part des copains (1970) - Release Info” (英語). IMDb. 2012年2月25日閲覧。
- ^ “De la part des copains (1974) - Financial Information” (英語). The Numbers. 2021年2月11日閲覧。
- ^ “1973年10月1日の番組表” (2017年1月29日). 2021年2月11日閲覧。
- ^ 小原乃梨子『声に恋して 声優』小学館、1999年。ISBN 4094031413。 234頁。